京浜東北線の車両置き換え [鉄道 Railway]
一昨日このブログも28,000アクセスを突破しました。まもなくブログ開設から1年が経過します。日頃からのアクセス本当に皆様ありがとうございます。
中央本線(現行の201系の置き換え)だけでなく京浜東北線にも来年からE233系を830両投入される事がJR東日本から本日発表されました。
現在京浜東北線では209系が活躍しています。この車両はJR東日本が老朽化が進んだ103系電車を置き換えるため1993年より京浜東北線・根岸線に本格投入されました。これまでの鉄道車両の製造・整備の方法を全面的に改めた新しい設計思想が採用され、JR東日本では209系以降の車両を「新系列車両」として区分しています。「寿命半分」「重量半分」「値段半分」といった短期での使用を考えて作られた車両です。これは長期間使わずとも元が取れるという意味であり、これまでの半分の年数で必ず廃車にするという意味ではないそうです。この車両のローカル線バージョンが新潟・松本地区で走行しているE127系(3ドア車ですが構体が同じだそうです)だとのことです。長期にわたって使用することで必要となるメンテナンスにかかる費用を削減することや、アコモデーションの陳腐化の回避、急速に進む技術革新の恩恵をなるべく受けられるようにするなどの目的があるそうです。決して車両の減価償却年数の13年でスクラップという事ではないそうです。1993年度通商産業省(→経済産業省)選定グッドデザイン商品(当時)金賞・ブルネル賞奨励賞を受賞しています。
車両のデザイン開発は、著名なインダストリアルデザイナーの榮久庵憲司が担当しています。この人はJR東日本の駅の案内のサイン、成田エクスプレス、日本航空のクラスJの座席のデザインを手がけたGK(Group of Koikeの略)インダストリアルの代表です。


【京浜東北線の209系(左)と山手線のE231系(右)。導入された時代の違いを感じます】
せっかく窓枠の改造やデジタルATCの導入による設備の更新等で相当資金を要していますのに残念です。他線への転籍がされると思います。JR西日本の207系は未だにJR神戸線、京都線、宝塚線、東西線で活躍しています。帯の配色を変えたとはいえ321系の導入により陳腐化は否めませんが...
いくら山手線と並ぶ東京の顔とはいえ早い世代交代だと思いますが。私も鎌倉在住時代によく大船から横浜の中華街やみなとみらいへ行くのに利用しましたし、尼崎へ戻った今でも蒲田の定宿から東京へ行くのに利用しています。

【去年7月から常磐線を走行しているE531系。グリーン車の導入が決定しています】
私はどうも東京の電車は”詰め込み”の思想が強くてどうも好きになれませんでした。殺伐とした雰囲気、快適な移動には追加料金を払えという考え方が嫌いでした。この209系も”走ルンです”というあだ名がありました。ただ、JR東日本の新型車のベースになった系列ですし、他の首都圏の私鉄の新造車にも影響を与えて来たのも事実です。その後にデビューした現在のJR東日本の看板電車E231系やE531系をベースにした車両が東急の5000系シリーズですし。

【東急5000系。大量に増備されています】
今後も機会を捉えてこのブログで209系を取り上げていく予定です。
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1993年度グッドデザイン金賞を受賞した「東日本旅客鉄道/209系通勤形直流電車







情報によると、後から増備された幅広タイプの500番台(E231系の試作車?)を除いて209系基本番台は全てE233系が登場と同時に廃車されるようです。やはり、コスト半分、材料半分、車歴半分の「走ルンです」でしたね。京浜東北線は最終的にはE233系と209系500番台5編成(既存の2編成+総武線から3編成を転属)で運用される模様です。
by kuma (2006-09-24 00:45)
「寿命半分」については新造から20~30年経過した際の車両の陳腐化などを避けるため、税法上の鉄道車両の減価償却期間の13年間大規模な分解補修を行わずに使用し、その段階で廃車にした場合でも経営上の影響を受けることがないようにする、ということが目的とされてます。台車等の解体整備が必要な部分を除いて現状では大規模補修もなく現在まで走行しています。JR九州の783系などを見ているとその点では評価出来ますね。
ただ、内装は簡素化されていてコスト半分というのは否めません。データイムに乗車していて息苦しく感じる事もありました。今後どうなるのかは未定ですが(E501系のように改造して土浦ーいわき間の常磐線、小山線での活躍の事例もあります)武蔵野線や南武線等で走ってくれればいいのですがどうなることやら。
by UZ (2006-09-25 15:00)